意識せず使っている体の一部である
自分の​声

​声は思っている以上に、
全てのことへの影響力を持っています。 

​聴覚は
音が耳に到達してから、
脳が情報として認識するまでに
0.13秒かかります。

その0.13秒の間に。

「聞きたい」

「聞きたくない」

を的確に判別しています。 

 

これには

「自分の声」

も含まれます。

 

自分の声は0.13秒よりも前に

「脳内」に響き渡る音です。

 

それが

「あまり好きじゃない」

「脳が聞き入れない」

声だとしたら。

 

無意識のうちに

「聞きたくないけど努力して聞こう」

と自らの声に対して

一生、余分なエネルギーを

消耗することになります。

 

親子関係、恋愛、夫婦、商談、講師業、

営業、電話対応、など。

 

自分も他者も

「聞きたくない」

と脳が判断してしまう声を

使っていることで。

 

知らないうちに。

余分な努力を課せてしまうシーンを

よく見かけます。

 

脳が「聞きたくない」

と判断する声の代表に。

 

「作り声」

があります。

 

自分の声ではない声を

発声してしまう癖です。

 

子供の頃。

他所様からかかってきた電話をとる

お母さんの声にびっくりした経験は

ないでしょうか？

 

ビジネスシーンでもよく見かける癖です。

 

さらに。

 

「聞きたい音が優先される」

ケースが重なる事もあります。

 

バンドの音楽を聴いている時。

ドラムが好きな人は、ドラムの音をよく聞きたいと耳が拾いに行きます。

​

ボーカルの声が

あまり好みじゃなかった時には尚更、

他の聞きたい音だけが

聞こえるようになります。

 

この２つのどちらかが

「脳の選択」で起きた時。

人は「上の空」となります。

 

目の前で話す人の話を

「聞いていない」「聞こえていない」

のです。

 

聞いてないならまだマシで。

 

「不快」

 

に感じることも多いものです。

 

 

では。

 

「聞きたい声」

の特徴とはなんでしょう？

 

その人が持って生まれた地声に近い声。

自然に力まずに発声されている声。

 

です。

 

お母さんが赤ちゃんの子守唄を歌う時。

「おいしいね」と言いながら

食事を食べる時。

背伸びをした時の「はぁ〜」とか。

 

自然な

「力まない声」は

脳が聞き入れやすいです。

 

少なくとも、

自分の脳は聞く選択をする自然な音です。

 

その本来の「聞きたいと脳が判断する声」を

日常で使いこなすコツ。

作り声の癖が自然と外れていくコツ。

 

地声の心地よさ。

力まずに届く声。

 

それを思い出した時。

 

なぜか喧嘩になってしまいやすい親子関係。

すれ違いがちな夫婦の会話。

人と話す機会の多い職業の方や。

伝えることが仕事の方に。

 

大きな変化が起きることが

多々あります。

 

なによりも。

 

一番先に自分の声を聞く

自分自身が。

とても楽になるのです。

 

声は無意識に使っている

体のパーツでありながら。

感情と選択に深く関わる

重要な役割を持っています。

 

 

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